壁からジジジ・ジリジリ音がする原因とは?漏電・配線異常や電気設備異常の可能性を詳しく解説

壁からジジジ・ジリジリ音がする原因とは
目次

夜中に壁からジジジ・ジリジリ音が聞こえて不安になることはありませんか?

夜中に家族が寝静まったあと。

静かな部屋で横になっていると、

「ジジジ……」

「ジリジリ……」

という小さな音が壁の奥から聞こえてくることがあります。

昼間は気にならないのに、夜になると妙にはっきり聞こえる。

壁に耳を当てると確かに音がする。

音が電気の流れる音にも聞こえるため、

「漏電しているのでは?」

「壁の中で火事になったらどうしよう」

「配線が劣化しているのでは?」

と不安になる方も少なくありません。

実際に住宅トラブルの相談でも、壁から聞こえるジジジ音やジリジリ音に関する問い合わせは珍しくありません。

ただし、すべてが危険な異常とは限りません。

電気設備の正常な動作音であることもあれば、部品の劣化や配線トラブルが隠れていることもあります。

この記事では、壁からジジジ・ジリジリ音がする主な原因や危険な症状、自分で確認できるポイントについて詳しく解説します。


壁からジジジ・ジリジリ音が聞こえる仕組みとは?

まず知っておきたいのは、

音が聞こえる場所と原因の場所は一致しないことが多い

ということです。

住宅の壁の中には、

  • 電気配線
  • コンセント配線
  • 通信ケーブル
  • 換気ダクト
  • 給水管

などが通っています。

電気設備や機械設備から発生した微細な振動や作動音が壁内部を伝わることで、

壁そのものから音が出ているように感じることがあります。

実際には別の場所にある設備が原因だったというケースも少なくありません。

壁からジジジ・ジジジ音が聞こえる仕組み

壁からジジジ・ジリジリ音がする主な原因

分電盤やブレーカー

最も注意したい原因の一つです。

分電盤内部には、

  • 漏電ブレーカー
  • 安全ブレーカー
  • 配線接続部

などがあります。

通常でも微かな作動音が発生することがありますが、

  • 音が急に大きくなった
  • 以前は聞こえなかった
  • 焦げ臭い

場合は注意が必要です。

特に古い住宅では接続部分の劣化によって異音が発生することがあります。


コンセントやスイッチ内部の異常

壁の近くからジジジ音が聞こえる場合、

コンセントやスイッチ内部が原因のことがあります。

例えば、

コンセントにプラグを差した時だけ鳴る

ドライヤー使用中に鳴る

電子レンジ使用時に鳴る

といったケースです。

接触不良や部品劣化が原因の場合もあるため注意が必要です。


配線の劣化や接触不良

築年数が経過した住宅では配線の劣化も考えられます。

特に、

築20年以上

増改築歴がある

電気使用量が多い

住宅では注意が必要です。

配線接続部の緩みや劣化によって、

ジジジ

ジリジリ

という音が発生することがあります。


LED照明や調光器

意外と多いのが照明設備です。

近年のLED照明や調光器は、

使用状況によって微かな電子音を発生することがあります。

夜間の静かな環境では、

その音が壁内部から聞こえているように感じることがあります。

照明を消した時に音が消える場合は照明設備の可能性があります。


24時間換気システム

換気設備も原因になります。

モーターや制御基板から、

ジジジ

という微かな作動音が発生することがあります。

特に、

  • 夜だけ気になる
  • 換気設備付近で聞こえる

場合は換気設備との関連を確認してみましょう。


給湯器の制御基板

給湯器内部には電子基板があります。

運転中にリレーや電子部品が作動し、

ジジジ音が発生することがあります。

例えば、

シャワー使用時

お湯張り中

給湯器運転中

だけ聞こえる場合は給湯器が関係している可能性があります。


エアコンの電装部品

エアコン内部の基板やリレーから発生する音が壁を伝わるケースもあります。

特に、

  • 冷房開始時
  • 暖房開始時
  • 自動運転切替時

に発生しやすい傾向があります。

壁からジジジ・ジリジリ音がする主な原因

漏電の可能性はあるの?

ジジジ音やジリジリ音で最も心配になるポイントです。

結論から言うと、

ジジジ音だけで漏電と判断することはできません。

実際には、

  • 分電盤の作動音
  • LED照明の電子音
  • 換気設備のモーター音

など正常な設備音であるケースも多くあります。

ただし、

焦げ臭い

壁が熱い

ブレーカーが頻繁に落ちる

といった症状を伴う場合は注意が必要です。

ジジジ音とトラッキング現象の関係

壁からジジジ・ジリジリ音がすると、

「漏電しているのでは?」

「コンセントが発火する前兆では?」

と不安になる方も少なくありません。

実際に、電気火災の原因として知られる「トラッキング現象」が関係しているケースもあります。

ただし、壁から聞こえるジジジ音のすべてがトラッキング現象とは限りません。

まずはトラッキング現象がどのような現象なのかを知っておきましょう。


トラッキング現象とは?

トラッキング現象とは、コンセントとプラグの隙間に溜まったホコリや湿気によって電気が漏れ、発熱や発火につながる現象です。

特に次のような場所で発生しやすい傾向があります。

  • テレビの裏
  • 冷蔵庫の裏
  • ベッドの裏
  • 長期間抜き差ししていないコンセント
  • タコ足配線周辺
  • 延長コードの接続部分

普段見えない場所で発生することが多いため、異常に気付くのが遅れることもあります。


トラッキング現象で発生することがある音

初期段階では、

  • ジジジ
  • ジリジリ
  • パチパチ

といった小さな音が発生することがあります。

さらに症状が進行すると、

  • 焦げ臭い臭い
  • コンセント周辺の変色
  • プラグの発熱
  • ブレーカーが落ちる

といった異常が現れることもあります。

音だけで判断することはできませんが、ジジジ音と焦げ臭さが同時に発生している場合は注意が必要です。


壁から聞こえるジジジ音との違い

トラッキング現象は主にコンセント周辺で発生します。

一方で、

壁全体から聞こえる

寝室の壁から聞こえる

家の複数箇所で聞こえる

といった場合は、

  • 分電盤
  • 配線
  • 換気設備
  • LED照明
  • 給湯器
  • エアコン

などが原因になっているケースも少なくありません。

そのため、

「ジジジ音=トラッキング現象」

と決めつけるのではなく、音の発生場所や異臭の有無を確認することが大切です。


トラッキング現象が疑われる場合の確認ポイント

次のような症状がある場合は注意しましょう。

  • コンセント周辺が熱い
  • プラグが異常に熱くなる
  • 焦げ臭い臭いがする
  • コンセントが変色している
  • パチパチ音が混じる
  • ブレーカーが落ちることがある

このような場合は使用を中止し、電気工事業者へ相談することをおすすめします。

ジジジ音とトラッキング現象の関係

参考資料

トラッキング現象による火災については、公的機関でも注意喚起が行われています。

詳しくは大阪市消防局の資料も参考になります。

大阪市消防局<トラッキング現象>


症状別|壁からジジジ・ジリジリ音がする場合の主な原因

夜中だけ聞こえる場合

  • 24時間換気システム
  • エコキュート
  • LED照明
  • 深夜運転設備

が原因のことがあります。

周囲が静かになることで音が目立つケースも少なくありません。


ブレーカー付近から聞こえる場合

  • 分電盤
  • 漏電ブレーカー
  • 配線接続部

を疑います。

焦げ臭さや発熱がないか確認しましょう。


コンセント付近から聞こえる場合

  • 接触不良
  • コンセント劣化
  • プラグ不良

などの可能性があります。


電気製品使用時だけ聞こえる場合

  • ドライヤー
  • 電子レンジ
  • エアコン
  • IHクッキングヒーター

など高出力家電との関係を確認してみましょう。

症状別 壁からジジジ・ジリジリ音がする場合の主な原因

危険度別|壁からジジジ・ジリジリ音がする場合の判断目安

様子見でもよいケース

  • 昔から同じ音がする
  • 音量変化がない
  • 発熱がない
  • 異臭がない

設備の正常な動作音である可能性があります。


点検を検討した方がよいケース

  • 最近音が大きくなった
  • 新しく発生した
  • 音が長時間続く
  • 特定の場所だけ大きい

設備の劣化が進行している可能性があります。


早めの業者相談が推奨されるケース

  • 焦げ臭い臭いがする
  • 壁が熱を持つ
  • ブレーカーが落ちる
  • 火花が見える
  • 水漏れを伴う
  • コンセント付近の変色や異臭(トラッキング現象)

電気火災につながる可能性もあるため早めの点検をおすすめします。


危険度別 壁からジジジ・ジリジリ音がする場合の判断要素

実際によくある相談事例

夜中になると寝室の壁からジジジ音がする

昼間は気にならないのに、

夜中だけ壁からジジジ音が聞こえるという相談です。

調査すると、

  • LED照明
  • 24時間換気
  • エコキュート

などが原因だったケースが多くあります。


ブレーカー付近からジリジリ音がする

比較的注意が必要なケースです。

実際に点検すると、

分電盤内部の部品劣化や接続部の緩みが見つかることがあります。


コンセント周辺から音がする

スマートフォン充電器や家電製品のプラグ周辺から音が出ているケースです。

プラグ交換やコンセント交換で改善することがあります。

トラッキング現象が発生している可能性もあります。

実際によくある相談事例

自分で確認できるポイント

音がする場所を確認する

壁全体なのか、

コンセント付近なのか、

ブレーカー周辺なのかを確認します。


電気製品を停止してみる

エアコンや照明を停止し、音の変化を確認します。


異臭や発熱がないか確認する

焦げ臭さや発熱がある場合は注意が必要です。


発生時間を記録する

毎日同じ時間なら設備運転との関連が考えられます。


業者への相談を検討した方がよい症状

次のような場合は専門業者への相談をおすすめします。

  • 音が徐々に大きくなっている
  • 焦げ臭い臭いがする
  • 壁が熱い
  • ブレーカーが落ちる
  • 火花が見える

また、以下の症状ならトラッキング現象や配線異常の可能性もあります。

  • コンセント周辺が熱い
  • プラグが変色している
  • ジジジ音と焦げ臭い臭いが同時に発生している
  • パチパチ音も混じる

無理にコンセントや分電盤を分解せず、専門業者へ相談しましょう。

業者への相談を検討した方がよい症状

まとめ

壁からジジジ・ジリジリ音がする場合、

  • 分電盤
  • コンセント
  • 配線
  • LED照明
  • 換気設備
  • 給湯器
  • エアコン

などが原因であることが多くあります。

ただし、

  • 焦げ臭い
  • 発熱している
  • ブレーカーが落ちる
  • 火花が見える

場合は電気設備の異常が隠れている可能性があります。

まずは音が発生する場所や時間帯を確認し、必要に応じて専門業者へ相談することが大切です。

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