脱水が始まった途端、「ガコン!」「ドンドン!」という大きな音がして、洗濯機が前後左右に激しく揺れ始めた。
「このまま使い続けても大丈夫なのか」「故障してしまったのではないか」と驚き、慌てて運転を止めた方も多いのではないでしょうか。
ガコン・ドンドン音を伴う大きな揺れは、洗濯機の異音の中でも比較的よく見られる症状です。
しかし、その原因は一つではありません。
洗濯物の片寄りによって一時的にバランスが崩れていることもあれば、洗濯機が水平に設置されていないことや、洗濯槽の揺れを支える部品が影響していることもあります。
そのため、「大きく揺れた=すぐに故障」と判断する必要はありません。
まずは落ち着いて運転を止め、洗濯物の状態や設置状況を確認することが大切です。
この記事では、ガコン・ドンドン音とともに洗濯機が大きく揺れたときに最初に確認したいポイントから、主な原因、対処法、修理・点検を検討した方がよいケースまで詳しく解説します。
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洗濯機からガコン・ドンドン音がして大きく揺れたときに最初に確認すること
ガコン・ドンドン音とともに洗濯機が大きく揺れた場合は、慌てて何度も運転を繰り返すのではなく、まず原因を切り分けることが大切です。
特に脱水中の大きな揺れは、洗濯物の片寄りや設置状態が原因で起こることも多く、外から確認できる範囲を見直すだけで改善する場合があります。
ここでは、安全に確認できる範囲で最初に確認したいポイントを紹介します。
運転を止めて洗濯物の片寄りを確認する
最初に確認したいのが、洗濯物の片寄りです。
確認するポイントは、
- 毛布やタオルケットなど大物だけを洗っていないか
- バスタオルや厚手の衣類が一か所へ偏っていないか
- 洗濯物が洗濯槽の片側へ寄っていないか
です。
脱水では洗濯槽が高速で回転するため、洗濯物が一方向へ片寄るとバランスが崩れ、洗濯機が大きく揺れてガコン・ドンドン音が発生することがあります。
一度運転を止めて洗濯物を均等に入れ直し、再度脱水を行って症状が改善するか確認してみましょう。
洗濯機が水平に設置されているか確認する
洗濯機が傾いた状態で設置されていると、脱水時の振動が大きくなり、ガコン・ドンドン音が発生しやすくなります。
確認するポイントは、
- 本体がガタついていないか
- 四隅の脚がしっかり床に接地しているか
- 水平に設置されているか
です。
最近の洗濯機には、本体上部などに**水準器(水平器)**が付いている機種もあります。
水準器の気泡が中央から大きくずれている場合は、本体が水平に設置されていない可能性があります。
また、脚の高さを調整する調整脚が緩んでいると、本体が不安定になり、脱水時に大きく揺れる原因になることもあります。
水準器が付いている機種は、取扱説明書を確認しながら気泡の位置も確認してみましょう。
本体の周囲にぶつかる物がないか確認する
洗濯機本体に異常がなくても、周囲との接触によってガコン・ドンドン音が大きく聞こえることがあります。
確認するポイントは、
- 壁との距離が近すぎないか
- 給水ホースや排水ホースが本体に当たっていないか
- 電源コードが振動で接触していないか
- 防水パンや周囲に置いた物へぶつかっていないか
です。
脱水中は洗濯機の振動が最も大きくなるため、普段は接触していない物でも、本体が揺れることでぶつかり、大きな音として聞こえることがあります。
まずは洗濯機の周囲を見渡し、接触している物がないか確認してみましょう。
ガコン・ドンドン音がして大きく揺れる主な原因
ガコン・ドンドン音とともに洗濯機が大きく揺れる場合は、洗濯槽のバランスが崩れていたり、揺れを十分に吸収できていなかったりすることが考えられます。
ただし、音だけで原因を特定することはできません。
確認するときは、
- 洗濯物の状態
- 洗濯機の設置状況
- 揺れが発生するタイミング
をあわせて確認し、原因を一つずつ絞り込むことが大切です。
ここでは、ガコン・ドンドン音と大きな揺れが発生する主な原因について解説します。

洗濯物が片寄り、洗濯槽のバランスが崩れている
ガコン・ドンドン音と大きな揺れで最も多い原因が、洗濯物の片寄りです。
脱水では、洗濯槽が高速で回転しながら衣類の水分を飛ばします。
このとき、毛布やバスタオルなど重い洗濯物が一方向へ片寄ると、洗濯槽の重心がずれてバランスが崩れます。
その結果、洗濯槽が大きく振れ、本体へ衝撃が伝わることでガコン・ドンドン音が発生します。
確認するポイントは、
- 毛布やタオルケットなど大物を洗っていないか
- 厚手の衣類ばかり入れていないか
- 洗濯物が一方向へ片寄っていないか
です。
洗濯物の片寄りが原因であれば、一度運転を止めて均等に入れ直すことで改善する場合があります。
サスペンションやダンパーが揺れを吸収できていない
洗濯機には、脱水時に発生する洗濯槽の揺れを吸収するための部品が取り付けられています。
代表的なのがサスペンションやダンパーです。
サスペンションは、洗濯槽を支えながら上下左右の揺れを受け止める部品で、ダンパーは揺れや衝撃を和らげる役割があります。
これらの部品が経年劣化すると、洗濯槽の揺れを十分に抑えられなくなり、脱水時にガコン・ドンドン音とともに本体が大きく揺れることがあります。
確認するポイントは、
- 以前より揺れが大きくなった
- 洗濯物を均等にしても改善しない
- 脱水のたびに同じ症状が起こる
です。
サスペンションやダンパーは本体内部にあるため、自分で状態を確認することはできません。
外から確認できる範囲に異常が見当たらない場合は、これらの部品が影響している可能性も考えられます。
洗濯機が水平に設置されていない
洗濯機は、水平な状態で設置されていることを前提に設計されています。
本体が傾いていると、脱水時に洗濯槽が片側へ振れやすくなり、大きな揺れやガコン・ドンドン音につながることがあります。
確認するポイントは、
- 水準器の気泡が中央にあるか
- 本体にガタつきがないか
- 調整脚が緩んでいないか
です。
最近の洗濯機には、水平を確認するための**水準器(水平器)**が付いている機種もあります。
気泡が中央から大きくずれている場合は、本体が傾いている可能性があるため、調整脚で高さを調整しましょう。
設置後に一度も水平を確認していない場合や、引っ越し・移動後に症状が出始めた場合は、設置状態を見直すだけで改善することもあります。
床や防水パンとの相性が影響している
洗濯機本体に異常がなくても、設置場所によって振動が大きく伝わることがあります。
例えば、
- 床がたわみやすい
- 防水パンのサイズが合っていない
- 本体が防水パンの縁に近すぎる
といった設置環境では、脱水時の振動が床や防水パンへ伝わり、ガコン・ドンドン音が大きく聞こえる場合があります。
確認するポイントは、
- 床が沈んだりたわんだりしていないか
- 防水パンの中で本体が偏って設置されていないか
- 脱水時に本体が周囲へぶつかっていないか
です。
特に木造住宅の2階などでは、床へ振動が伝わりやすく、実際以上に大きな音として感じることもあります。
洗濯機本体だけでなく、設置場所も含めて確認することで原因が見つかる場合があります。
ガコン・ドンドン音がして大きく揺れるタイミング別に確認する
ガコン・ドンドン音と大きな揺れは、発生するタイミングによって考えられる原因が異なります。
特に、脱水中だけ発生するのか、それとも運転中ずっと続くのかは、原因を絞り込むうえで重要なポイントです。
ここでは、揺れが発生するタイミングごとの確認方法と対処法を紹介します。

脱水中だけ大きく揺れる
脱水中だけガコン・ドンドン音がして大きく揺れる場合は、洗濯物の片寄りや設置状態を最初に確認しましょう。
考えられる原因は、
- 洗濯物が片寄っている
- 洗濯機が水平に設置されていない
- 脱水時の振動が大きくなっている
などです。
確認するポイントは、
- 脱水中だけ揺れるか
- 回転速度が上がると揺れも大きくなるか
- 洗濯物が片寄っていないか
です。
脱水は洗濯槽が最も高速で回転する工程のため、小さな片寄りでも大きな揺れにつながることがあります。
一度運転を止めて洗濯物を均等に入れ直し、再度脱水を行って改善するか確認しましょう。
また、水準器が付いている機種では、本体が水平に設置されているかも確認してみてください。
毛布や大物を洗ったときだけ大きく揺れる
毛布やタオルケットなどを洗ったときだけガコン・ドンドン音がする場合は、洗濯物の重さや偏りが影響している可能性があります。
考えられる原因は、
- 毛布が一方向へ寄っている
- 大物だけを洗っている
- 洗濯物の量や入れ方に偏りがある
などです。
確認するポイントは、
- 毛布やタオルケットだけを洗っていないか
- 洗濯物が片側へ寄っていないか
- 洗濯容量を超えていないか
です。
大物は水を含むと非常に重くなるため、脱水時に片寄ると洗濯槽のバランスが崩れやすくなります。
毛布を洗うときは、取扱説明書で洗濯できるサイズや容量を確認し、できるだけ均等に入れて脱水するようにしましょう。
運転開始直後から大きく揺れる
運転を開始してすぐにガコン・ドンドン音がする場合は、一時的な揺れなのか、そのまま続くのかを確認します。
考えられる原因は、
- 設置状態が不安定になっている
- 本体が周囲へ接触している
- 洗濯物が最初から大きく片寄っている
などです。
確認するポイントは、
- 運転開始直後だけ揺れるか
- 数秒で落ち着くか
- 毎回同じタイミングで発生するか
です。
周囲との接触が原因であれば、壁や防水パンとの距離を見直すことで改善する場合があります。
一方、運転開始直後から大きく揺れ、その後も改善しない場合は、ほかの工程でも同じ症状が出ていないか確認しましょう。
運転中ずっと大きく揺れている
洗濯中から脱水終了までガコン・ドンドン音と大きな揺れが続く場合は、一時的な片寄りだけでなく、別の原因が影響している可能性があります。
考えられる原因は、
- 洗濯物の片寄りが改善していない
- 洗濯機が不安定な状態で設置されている
- 洗濯槽の揺れを支える部品が正常に機能していない
などです。
確認するポイントは、
- 洗濯中も脱水中も揺れが続いているか
- 洗濯物を入れ直しても改善しないか
- 水平を確認しても症状が変わらないか
です。
洗濯物や設置状態を見直しても改善せず、運転するたびにガコン・ドンドン音と大きな揺れが続く場合は、自分で確認できる範囲では原因を特定できないこともあります。
そのまま使用を続けると症状が悪化する可能性もあるため、次に紹介する修理・点検の判断ポイントを確認しましょう。
修理・点検を依頼した方がよいケース
ここまで紹介した内容を確認しても改善しない場合や、ガコン・ドンドン音と大きな揺れが繰り返し発生する場合は、無理に使い続けず点検を検討しましょう。
脱水時の大きな揺れは、洗濯物の片寄りや設置状態が原因で起こることもありますが、洗濯槽の揺れを支える部品が劣化している場合もあります。
洗濯機の内部には多くの部品が組み込まれており、外から見ただけで故障箇所を判断することはできません。
原因を確かめようとして分解すると、
- 感電
- 水漏れ
- 部品の破損
につながるおそれがあります。
修理が必要か迷ったときは、次のような状態になっていないか確認してください。

音が鳴る場所やタイミングを確認しても大きく揺れる
ガコン・ドンドン音が鳴る場所や、揺れが発生するタイミングを確認しても改善しない場合は、外から確認できない原因がある可能性があります。
確認したいポイントは、
- 脱水中だけ揺れるのか確認しても改善しない
- 毛布や大物以外を洗っても同じ症状が出る
- 運転するたびにガコン・ドンドン音と大きな揺れが発生する
です。
ここまで紹介した確認方法を試しても毎回同じ症状が続く場合は、自分で対応できる範囲を超えていることも考えられます。
無理に使い続けず、点検を検討しましょう。
洗濯物の片寄りや水平を調整しても改善しない
洗濯物を均等に入れ直したり、本体の水平を確認したりしても改善しない場合も注意が必要です。
確認するポイントは、
- 洗濯物を均等にしても揺れが変わらない
- 水準器で水平を確認しても改善しない
- 調整脚を調整してもガタつきが続く
- 周囲との接触も見当たらない
です。
外から確認できる原因を取り除いても症状が改善しない場合は、サスペンションやダンパーなど、洗濯槽の揺れを支える部品が影響している可能性もあります。
何度も脱水を繰り返して様子を見るのではなく、一度点検を依頼することも検討しましょう。
ガコン・ドンドン音や揺れが以前より大きくなっている
購入した頃には気にならなかった揺れが徐々に大きくなっている場合や、以前より激しい音がするようになった場合は、状態が変化している可能性があります。
確認するポイントは、
- 最近になって大きく揺れるようになった
- ガコン・ドンドン音が以前より大きい
- 揺れが止まるまでの時間が長くなった
です。
以前より症状が悪化している場合は、部品の摩耗や劣化が進んでいる可能性も考えられます。
異常が大きくなる前に、点検を検討しましょう。
エラー表示や水漏れなど他の異常もある
ガコン・ドンドン音や大きな揺れだけでなく、ほかの異常も同時に発生している場合は、そのまま使用を続けないようにしましょう。
確認するポイントは、
- エラー表示が出る
- 運転が途中で止まる
- 水漏れが発生している
- 焦げ臭いにおいがする
です。
大きな揺れに加えて別の異常も発生している場合は、単なる洗濯物の片寄りや設置状態だけではない可能性があります。
原因を確認するために何度も運転を繰り返さず、メーカーや修理業者へ相談することをおすすめします。

まとめ
洗濯機からガコン・ドンドン音がして大きく揺れた場合は、故障と決めつける前に、まずは洗濯物の片寄りや設置状態を確認することが大切です。
特に脱水時は、毛布やバスタオルなどが片寄るだけでも洗濯槽のバランスが崩れ、本体が大きく揺れることがあります。また、水平に設置されていない場合や、周囲の壁・防水パンなどに接触している場合も、大きな音や振動につながります。
一方で、洗濯物を均等に入れ直したり、水平を調整したりしても改善しない場合や、以前より揺れや音が大きくなっている場合は、サスペンションやダンパーなど内部部品の劣化が関係している可能性もあります。
さらに、エラー表示や水漏れ、焦げ臭いにおいなど他の異常も伴う場合は、無理に使用を続けず、早めにメーカーや修理業者へ相談しましょう。
原因を一つずつ切り分けながら確認することで、自分で改善できるケースと、修理・点検が必要なケースを判断しやすくなります。


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