換気扇が焦げ臭い!|すぐ使用を止めるべき理由と原因・対処

換気扇が焦げ臭い!

換気扇をつけたとき、いつもとは違う焦げたようなにおいがする。そんな場合は、そのまま使い続けず、まず換気扇を止めてください。

三菱電機、パナソニック、ダイキンなど複数メーカーの公開情報では、換気扇の「焦げ臭いにおい」やモーター部分の異常な発熱を、使用を中止して点検・相談する症状として挙げています。NITE(製品評価技術基盤機構)も、長期使用した換気扇では経年劣化による発火事故が起きることがあるとして注意を呼びかけています。

一方で、焦げ臭さの原因がすべてモーター内部の故障とは限りません。機種によっては、羽根への異物の接触や軸への巻き付きなどが確認項目として案内されている例もあります。

メーカーや公的機関の公開情報、実際の事故情報を調査して、換気扇が焦げ臭いときに分かっていることを整理しました。

換気扇から焦げ臭いにおいがする
目次

換気扇が焦げ臭い場合はまず使用を止める

「少し臭うだけだから、まだ使える」と考えず、いったん運転を止めてください。

三菱電機は、長年使用した換気扇で見られる異常として、**「モーター部分が異常に熱い・焦げ臭い」**を挙げ、使用を中止して販売店などへ相談するよう案内しています。

パナソニックやダイキンでも、焦げ臭いにおいやモーター部分の異常な発熱は、使用を中止して点検・相談する症状として扱われています。

焦げ臭さに加えて、

  • 煙が出ている
  • モーター付近が異常に熱い
  • 以前とは違う異音や振動がある
  • 羽根の回転が遅い、または不規則になっている

といった変化があれば、そのまま使用を続けないでください。

三菱電機|長年ご使用の換気扇についてお知らせとお願い

パナソニック|換気扇の長期使用および設置に関するお願い

ダイキン|長年ご使用の製品についてのお知らせとお願い

換気扇が焦げ臭くなる原因

公開情報を横断すると、大きく確認できるのは、内部部品の劣化による異常と、一部機種で案内されている異物の接触・巻き付きです。

「油汚れが焦げているだけ」「掃除すれば直る」と最初から決めるのは避けます。複数メーカーが焦げ臭さそのものを使用中止の対象としているためです。

長期使用による内部部品の劣化

換気扇は長く使ううちに、熱や湿気、ホコリなどの影響を受けます。

三菱電機は、長年使用した換気扇について、コンデンサーやモーターなどの内部部品、はんだ付け部分などが劣化し、発煙・発火につながるおそれがあると説明しています。

パナソニックも、モーター、コード、コンデンサーなどの電気部品が経年劣化し、発煙・発火するおそれがあると注意を呼びかけています。

焦げ臭さが出る前から、

  • 回転が以前より遅くなった
  • 回転が安定しなくなった
  • 異音や振動が出るようになった
  • モーター付近が熱くなっていた

といった変化があったなら、点検を依頼するときにその経過も伝えてください。

ここで「使用○年以上なら故障」と一律には判断しません。使用期間だけでなく、実際にどんな変化が出ているかを見ます。

機種によっては異物の接触・巻き付き

焦げ臭いからといって、すべてが内部部品の劣化とは限りません。

LIXILでは特定の換気扇について、「こげ臭いにおいがする」場合の確認事項として、グリルに物が挟まり羽根に当たっていないか、軸にひもなどが巻き付いていないかを挙げています。

LIXIL|換気扇「故障かな?と思ったら」

ただし、これは特定機種の案内です。換気扇によって構造や取り外せる部品は違います。

使用を止めた状態で外から確認できる異物があれば、その状態も点検時に伝えてください。内部まで確認するために換気扇を分解する必要はありません。

古い換気扇
古い換気扇

原因が分からない場合は使用を再開せず点検を依頼

見える範囲に異物があった場合や、換気扇を止めてにおいが消えた場合でも、それだけで焦げ臭さの原因が解消したとは判断できません。

原因が分からない場合は使用を再開せず、メーカーや販売店などへ点検を依頼してください。

とくに、焦げ臭さが出る前から回転が遅くなっていた、異音や振動があった、モーター付近が異常に熱くなっていた場合は、その症状も一緒に伝えます。

長く使った換気扇では実際に火災事故も起きている

換気扇の経年劣化による発火は、注意喚起だけでなく実際の事故でも確認されています。

NITE(製品評価技術基盤機構)は、長期使用した換気扇ではモーターなどの電気部品が経年劣化し、発火することがあるとして注意を呼びかけています。

パナソニックが公表している重大製品事故には、長期間使用された換気扇で、モーター軸受けの潤滑油が減少して回転しにくくなり、モーターへの負荷が増加。短絡などによって生じた火花が周囲のホコリや樹脂に着火し、火災に至ったと推定された事例があります。

つまり、焦げ臭いにおいがしたからといって必ず火災になるわけではありませんが、発煙・発火につながる異常の一つとしてメーカーやNITEが使用中止を呼びかけている症状です。

NITE|換気扇による事故

パナソニック|重大製品事故情報

点検を依頼するときに伝えること

伝えること伝え方の例
においが出るタイミングスイッチを入れると臭う/運転してしばらくすると臭う
発熱・煙異常に熱くなる/煙は出ていない
回転の状態普通に回る/遅い/不規則/回らない
異音・振動ある/ない
以前からの変化最近になって回転が遅くなった/異音が出るようになった
見える範囲の状態異物は見当たらない/羽根に異物が当たっていた
使用期間分かる範囲で伝える

点検を依頼するときは「焦げ臭い」だけでなく、においが出るタイミングや、発熱・煙・回転の変化なども一緒に伝えましょう。

換気扇から焦げ臭いにおいがしたら、いったん使用を止め、原因が分からないまま使い続けず点検を依頼してください。

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