お風呂の排水口が詰まる原因とは?髪の毛や石けんカスによる詰まり、自分でできる対処法を解説

お風呂の排水口が詰まる原因とは?

お風呂の排水口から水が流れにくくなったり、シャワーを浴びているうちに洗い場へ水が溜まったりして困った経験はありませんか?

「掃除をしたばかりなのに流れが悪い」
「排水口からゴボゴボ音がする」
「最近、嫌な臭いが気になる」

このような症状は、お風呂の排水口が詰まり始めているサインかもしれません。

お風呂は家族全員が毎日使う場所です。

そのため、髪の毛や石けんカス、皮脂汚れなどが少しずつ排水管へ蓄積し、ある日突然詰まったように感じることがあります。

しかし実際には、多くのケースで数か月から数年かけて少しずつ進行しています。

初期の段階で原因に気付き、適切に対処すれば改善できることも少なくありません。

この記事では、お風呂の排水口が詰まる主な原因や、自分でできる対処法、詰まりを予防する方法、業者へ相談する目安まで詳しく解説します。


目次

お風呂の排水口が詰まると現れる症状

完全に詰まる前には、次のような症状が現れることがあります。

  • 洗い場に水が溜まりやすい
  • 排水の流れが以前より遅い
  • 排水口からゴボゴボ音がする
  • 排水口から嫌な臭いがする
  • 排水口周辺のヌメリが増える
  • 排水口を掃除しても改善しない

最初は「少し流れが悪いだけ」と感じても、排水管の内部では髪の毛や石けんカスが少しずつ蓄積していることがあります。

症状が軽いうちに対処することで、大きな詰まりを防ぎやすくなります。


お風呂の排水口が詰まると現れる症状

お風呂の排水口が詰まる主な原因

まずは住宅で特によく見られる原因から確認していきましょう。


髪の毛の蓄積

最も多い原因です。

シャンプーや洗髪をするたびに抜けた髪の毛は、ヘアキャッチャーですべて取り切れるわけではありません。

取り切れなかった髪の毛は少しずつ排水管へ流れ、

  • 石けんカス
  • シャンプー成分
  • 皮脂

などと絡み合い、大きな塊になっていきます。

現場でも、

「昨日までは普通に流れていたのに、急に水が溜まるようになった」

という相談を受けることがあります。

しかし実際には、何か月もかけて髪の毛が蓄積し、最後の少しで一気に流れが悪くなったケースがほとんどです。


石けんカスやシャンプーの成分

石けんやシャンプーは水で流れますが、すべてが完全に排水されるわけではありません。

皮脂や汚れと混ざることで、配管内部へ少しずつ付着していきます。

そこへ髪の毛が絡むことで、スポンジのような塊ができ、水の流れを妨げます。

特に家族が多い家庭では、毎日何度もシャンプーを使うため、汚れが蓄積しやすくなります。


皮脂汚れ

体を洗うたびに流れる皮脂も詰まりの原因になります。

目には見えませんが、皮脂は配管内部へ付着しやすく、石けんカスと混ざることでヌメリになります。

このヌメリに髪の毛が絡み付くことで、さらに詰まりやすい状態になります。


糸くずや細かなゴミ

お風呂では、

  • ボディタオルの繊維
  • 衣類の糸くず
  • ホコリ
  • ペットを洗った際の毛

なども流れることがあります。

一つひとつは小さくても、髪の毛と絡み合うことで塊になり、排水口周辺や排水管内部へ蓄積します。


排水管の経年劣化

築20年以上の住宅では、長年蓄積した汚れが排水管内部へ残っていることがあります。

排水口だけ掃除しても改善しない場合は、配管の奥に原因があることも少なくありません。


お風呂の排水口が詰まる主な原因

お風呂の排水口が詰まりやすい家庭の特徴

次のような家庭では、比較的詰まりが起こりやすい傾向があります。


家族が多い

家族全員が毎日入浴すると、

  • 髪の毛
  • 石けん
  • シャンプー
  • 皮脂

が流れる量も増えます。

その結果、汚れが短期間で蓄積しやすくなります。


髪の長い人がいる

ロングヘアの人がいる家庭では、ヘアキャッチャーへ大量の髪の毛が溜まることがあります。

掃除を数日忘れるだけでも、流れが悪くなることは珍しくありません。


小さな子どもがいる

子どもをお風呂へ入れる家庭では、

  • 砂遊び後の砂
  • 泥汚れ
  • おもちゃの細かな汚れ

などが流れることがあります。

これらが髪の毛と混ざることで、排水口周辺に汚れが溜まりやすくなります。


排水口をあまり掃除しない

「まだ流れているから大丈夫」と掃除を後回しにすると、髪の毛へ石けんカスや皮脂が付着し、取り除きにくい塊になります。


お風呂の排水口が詰まりやすい家庭の特徴

自分でできる確認ポイント

業者へ相談する前に、まずは次の点を確認してみましょう。


ヘアキャッチャーを掃除する

最初に確認したいのがヘアキャッチャーです。

数日掃除をしていないだけでも、大量の髪の毛が溜まっていることがあります。

髪の毛を取り除くだけで、水の流れが改善するケースも少なくありません。


排水トラップを掃除する

排水口のカバーを外すと見える部品が排水トラップです。

臭いが上がってくるのを防ぐ重要な部品ですが、

  • 髪の毛
  • 石けんカス
  • ヌメリ

も溜まりやすい場所です。

取り外せるタイプであれば、一度分解して丁寧に掃除してみましょう。

見た目以上に汚れが溜まっていることも珍しくありません。


水の流れ方を確認する

シャワーを流したときに、

  • 一度水が溜まる
  • ゆっくり流れる
  • ゴボゴボ音がする

このような場合は、排水管内部で流れが悪くなっている可能性があります。

掃除前後で流れ方を比べると、改善したかどうか判断しやすくなります。


パイプクリーナーを使用する

軽度の詰まりであれば、市販のパイプクリーナーで改善することがあります。

ただし、

  • 異物
  • 長年蓄積した髪の毛
  • 厚い汚れ

などには十分な効果が期待できない場合もあります。

説明書どおりに使用し、換気を行いながら作業しましょう。


詰まりを予防するためにできること

排水口は一度詰まると掃除に手間がかかります。

日頃から次のような習慣を意識すると、詰まりを予防しやすくなります。


ヘアキャッチャーの髪の毛をこまめに捨てる

髪の毛を溜めたまま使い続けると、一部が排水管へ流れてしまいます。

数日に一度でも取り除く習慣を付けるだけで、詰まりのリスクを減らせます。


排水トラップを定期的に掃除する

排水口だけではなく、排水トラップも定期的に掃除しましょう。

ヌメリや石けんカスが蓄積しにくくなります。


月に一度程度パイプクリーナーを使用する

軽い汚れであれば、定期的な洗浄で蓄積を抑えられることがあります。

完全に詰まってからではなく、予防として使うことが大切です。


入浴後にシャワーで汚れを流す

最後に浴室全体へシャワーをかけることで、石けんカスや泡が残りにくくなります。

簡単な習慣ですが、汚れの蓄積を減らすことにつながります。


やってはいけない対応

棒や針金を無理に押し込む

詰まりを取ろうとして棒などを押し込むと、

  • 配管を傷付ける
  • 髪の毛を奥へ押し込む

可能性があります。

改善しない場合は無理に続けないようにしましょう。


薬剤を混ぜて使う

洗浄剤を何種類も混ぜると、有害なガスが発生する危険があります。

必ず製品ごとの使用方法を守りましょう。


排水口だけ掃除して安心する

見える部分だけ掃除しても、排水管の奥には髪の毛や石けんカスが残っていることがあります。

何度掃除しても流れが悪い場合は、配管内部を疑うことも大切です。


業者への相談を検討した方がよい症状

次のような症状がある場合は、一度専門業者へ相談することをおすすめします。


掃除やパイプクリーナーでも改善しない

ヘアキャッチャーや排水トラップを掃除しても改善しない場合は、排水管のさらに奥で詰まりが発生している可能性があります。

現場でも、見える部分はきれいでも、配管内部から大量の髪の毛の塊が見つかることがあります。


水が逆流してくる

洗い場へ水が戻ってくる場合は、詰まりがかなり進行している状態です。

そのまま使用を続けると浴室内へ水があふれたり、脱衣所まで水が流れ出たりする恐れがあります。

集合住宅では階下への漏水につながる可能性もあるため、早めの対応が必要です。


ゴボゴボ音や悪臭が続く

ゴボゴボ音は、排水管内で水と空気が正常に流れなくなっているサインです。

軽い詰まりでも発生しますが、屋外排水管や排水桝に原因がある場合もあります。

また、掃除をしても悪臭が続く場合は、配管内部に汚れが蓄積している可能性があります。


キッチンや洗面所も流れが悪い

お風呂だけではなく、

  • キッチン
  • 洗面所

でも同じ症状がある場合は、住宅全体の排水設備で詰まりが発生していることがあります。

この場合は排水管や屋外排水桝の点検、高圧洗浄が必要になることもあります。


築20年以上で一度も排水管洗浄をしていない

長年使用した住宅では、排水管内部へ何年分もの汚れが蓄積していることがあります。

「少し流れが悪いだけだから」と放置していると、年末年始や来客時など使用量が増えたタイミングで一気に詰まることもあります。

大きなトラブルになる前に点検を受けることで、漏水や高額な修繕費を防げる場合があります。


まとめ

お風呂の排水口の詰まりは、髪の毛だけが原因ではありません。

石けんカスや皮脂汚れ、糸くずなどが少しずつ積み重なり、何か月、何年とかけて排水管の流れを悪くしていきます。

日頃からヘアキャッチャーや排水トラップを掃除し、定期的に排水口の状態を確認することで、多くの詰まりは予防できます。

一方で、掃除をしても改善しない場合や、水の逆流、悪臭、ゴボゴボ音が続く場合は、排水管の奥や屋外排水設備に原因がある可能性もあります。

無理に対処を続けるよりも、早めに原因を確認することで、大きな漏水や修繕費用を防ぐことにつながります。

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