洗面所の水漏れ原因とは?洗面台下・蛇口・床・排水管の水漏れを詳しく解説

洗面所の水漏れ原因とは?

洗面所で床が濡れている、洗面台下が湿っている、カビ臭い、排水口から臭いがする、洗濯機まわりが濡れている。
このような症状がある場合、洗面所のどこかで水漏れが起きている可能性があります。

洗面所の水漏れは、最初から大量に水が出るとは限りません。
むしろ実際には、

「洗面台下の洗剤ボトルの下だけ濡れていた」
「マットをめくったら床が湿っていた」
「排水口まわりが少し臭う」
「収納内の底板が少し波打っていた」

というように、小さな違和感から始まることが多いです。

特に洗面所は、手洗い、洗顔、歯磨き、洗濯、掃除などで毎日水を使う場所です。
さらに湿気がこもりやすく、洗面台下や洗濯機まわりは見えにくいため、水漏れに気づくのが遅れやすい特徴があります。

「少し濡れているだけだから大丈夫」と放置すると、洗面台下の収納、床材、壁紙、床下、場合によっては階下漏水にまで被害が広がることがあります。

この記事では、洗面所で水漏れが起きる主な原因、場所別のチェックポイント、放置リスク、応急処置、自分で対応できるケース、業者に相談すべきサイン、予防策まで詳しく解説します。


洗面所
目次

洗面所の水漏れはどこから起きやすい?

洗面所の水漏れは、主に次の場所で起こります。

  • 蛇口の先端
  • 蛇口の根元
  • 洗面ボウルまわり
  • 排水口
  • 排水トラップ
  • 排水管
  • 排水ホース
  • 給水管
  • 給湯管
  • 止水栓
  • 洗濯機の給水ホース
  • 洗濯機の排水ホース
  • 床と壁の境目
  • 床下
  • 壁内部

洗面所の水漏れで重要なのは、水を使ったときだけ漏れるのか、水を使っていないのに漏れるのかを分けて考えることです。

水を使ったときだけ漏れる場合は、排水側のトラブルが疑われます。
排水トラップ、排水管、排水ホース、洗濯機の排水ホースなどです。

一方、水を使っていないのに濡れている場合は、給水側のトラブルが疑われます。
給水管、給湯管、止水栓、蛇口内部などは常に水圧がかかっているため、使用していない時間にも漏れ続けることがあります。

この違いを最初に見るだけで、原因の切り分けがかなりしやすくなります。


洗面所の水漏れはどこから起きやすい?

洗面所の水漏れで最初に確認すべきポイント

水漏れを見つけたら、まず慌てて配管を外すのではなく、状況を確認します。

水を使っていないのに濡れているか

最も重要な確認ポイントです。

朝起きたとき、外出から帰ってきたとき、夜に収納を開けたときなど、水を使っていない時間帯でも濡れている場合は、給水管・給湯管・止水栓まわりから漏れている可能性があります。

この場合、放置すると漏れ続けるため、被害が広がりやすいです。

排水したときだけ漏れるか

洗顔後、歯磨き後、洗面ボウルに水をためて一気に流した後だけ濡れる場合は、排水トラップや排水管まわりの可能性があります。

普段は乾いているのに、排水後だけ洗面台下に水滴がつくなら、排水側を重点的に確認します。

洗濯機を使ったときだけ濡れるか

洗面台が原因だと思っていても、実際には洗濯機まわりが原因のことがあります。

洗濯中や脱水後だけ床が濡れる場合は、給水ホース、排水ホース、防水パン、洗濯機排水口を確認します。

カビ臭・下水臭がしないか

洗面台下を開けたときにカビ臭い、湿った木材のような臭いがする、排水口から下水臭がする場合は、水漏れや排水不良が長く続いている可能性があります。

臭いは、目に見えない水漏れの重要なサインです。


洗面所の水漏れで最初に確認すべきポイント

洗面所の水漏れの主な原因

原因1:蛇口内部のパッキンやカートリッジの劣化

蛇口の先端からポタポタ水が落ちる場合、内部のパッキンやカートリッジが劣化している可能性があります。

洗面所の蛇口は毎日何度も使います。
家族が多い家庭では、朝だけでも手洗い、洗顔、歯磨きで何度も開閉します。

そのため、内部のゴム部品や樹脂部品が少しずつ摩耗し、水を完全に止められなくなることがあります。

よくある症状

  • 蛇口の先端から水がポタポタ落ちる
  • レバーを閉めても水が止まりきらない
  • ハンドルを強く閉めないと止まらない
  • レバーの動きが固い
  • 水量調整がしにくい
  • 夜中にポタポタ音が気になる

最初は「少し垂れているだけ」に見えます。
しかし毎日続くと、水道代だけでなく、洗面ボウルの水垢、蛇口まわりのサビ、内部部品のさらなる劣化につながります。


原因2:蛇口の根元から水が漏れている

蛇口の先端ではなく、根元に水がたまるケースもあります。

実際には、手洗いや洗顔の水はねと間違われやすいです。

「子どもが水を飛ばしたのかな」
「顔を洗ったときの水が残っているだけかな」

と思って拭くだけで済ませてしまうことがあります。

しかし、毎回同じ場所が濡れる、蛇口根元を触るとじわっと湿っている、洗面台下の上部が濡れている場合は、蛇口根元から内部へ水が入り込んでいる可能性があります。

注意したい症状

  • 蛇口の根元に水がたまる
  • 蛇口を動かすと水がにじむ
  • 洗面台下の上部から水が落ちる
  • 蛇口本体がぐらつく
  • 根元の金属部分が白く汚れている
  • 洗面台下がカビ臭い

根元からの水漏れは、表面よりも内部被害が問題です。
洗面台の穴まわりから水が入り、収納内部の木材や底板を傷めることがあります。


原因3:洗面ボウルと天板のすき間から水が入り込んでいる

洗面ボウルとカウンター、洗面台と壁の境目には、コーキングやシール材が使われていることがあります。

この部分が劣化すると、水はねや洗面ボウルまわりの水がすき間から内部へ入り込みます。

特に、子どもがいる家庭では洗面台まわりに水が飛び散りやすく、毎日の小さな水はねが積み重なって浸水することがあります。

よくあるケース

  • 洗面台の壁際が黒ずんでいる
  • コーキングが割れている
  • 洗面台と壁のすき間に水が入り込む
  • 天板の端が膨らんでいる
  • 洗面台下の上の方だけ濡れている
  • 壁紙の下部が浮いている

このケースでは、排水管や給水管ではなく、防水部分の劣化が原因です。
水漏れというより「水の入り込み」に近いですが、放置すれば収納や壁内部のカビにつながります。


原因4:排水トラップの接続部が緩んでいる

洗面台下で多いのが、排水トラップまわりの水漏れです。

排水トラップは、下水の臭いが上がってこないように水をためておく部分です。
S字やP字になっている配管が代表的です。

接続部のナットが緩んだり、パッキンが劣化したりすると、水を流したときだけ漏れることがあります。

よくある症状

  • 水を流したときだけ漏れる
  • 排水トラップの下に水滴がつく
  • 洗面台下の底板が濡れる
  • 排水口から臭いがする
  • ゴボゴボ音がする
  • 収納内の一部だけ湿っている

現場感として多いのは、普段は乾いているのに、朝の洗顔後や家族が続けて使った後だけ濡れているケースです。

この場合、排水量が多くなったときにだけ接続部から漏れている可能性があります。


原因5:排水管のつまりで水が逆流している

洗面所の排水管には、髪の毛、石けんカス、歯磨き粉、皮脂汚れ、洗顔料などがたまりやすいです。

これらが配管内で固まると、水の流れが悪くなります。
流れが悪い状態で一気に水を流すと、排水が逃げきれず、接続部や弱い部分から水が漏れることがあります。

つまりのサイン

  • 水が流れるのが遅い
  • 洗面ボウルに水がたまる
  • 排水時にゴボゴボ音がする
  • 排水口から臭いがする
  • 一気に水を流すと漏れる
  • 排水トラップまわりから水がにじむ

このケースで注意したいのは、漏れている箇所だけ直しても、つまりが残っていれば再発することです。

接続部を締め直して一時的に止まっても、排水管内のつまりが原因なら、また水が漏れる可能性があります。


原因6:排水ホースが劣化・破損している

洗面台によっては、硬い排水管ではなく、柔らかい排水ホースが使われていることがあります。

排水ホースは経年劣化で硬くなったり、ひび割れたり、変形したりします。
また、収納内の掃除用品や洗剤ボトルが当たって、ホースがずれたり抜けかけたりすることもあります。

よくある症状

  • 排水時だけ水が漏れる
  • ホースの下に水たまりがある
  • ホース表面にひび割れがある
  • ホースが曲がっている
  • 下水臭がする
  • 収納物がホースに当たっている

ホースが完全に外れると、排水した水がそのまま洗面台下へ流れます。
少量のにじみから一気に漏水へ変わることもあるため、古いホースは注意が必要です。


原因7:給水管・給湯管から水が漏れている

洗面所の水漏れで特に危険なのが、給水管・給湯管からの水漏れです。

排水側は、水を使ったときだけ漏れることが多いです。
しかし給水側は、常に水圧がかかっています。

つまり、水を使っていない時間も漏れ続ける可能性があります。

要注意の症状

  • 水を使っていないのに濡れている
  • 止水栓まわりに水滴がある
  • 給水管の接続部が湿っている
  • 給湯管側だけ濡れている
  • 床まで水が広がっている
  • 水道メーターが回っている

実際には、朝は少し湿っているだけだったのに、夕方には床まで広がっていたというケースもあります。

この場合は、まず止水栓を閉めることが重要です。


原因8:止水栓まわりから水漏れしている

止水栓は、蛇口へ送る水を止めるための部品です。
洗面台下に設置されていることが多く、普段はあまり触りません。

そのため、長年動かしていない止水栓は固着していたり、パッキンが劣化していたりします。

よくある症状

  • 止水栓の根元が濡れている
  • ハンドル部分から水がにじむ
  • ナット部分に水滴がある
  • 止水栓の下に水が落ちる
  • 閉めようとしたら水漏れが悪化した

古い止水栓を無理に回すと、部品が破損することがあります。
固い、回らない、触ると水がにじむ場合は、無理に操作しない方が安全です。


原因9:洗濯機の給水ホースから水漏れしている

洗面所に洗濯機がある家庭では、洗濯機まわりの水漏れも非常に多いです。

給水ホースは、蛇口から洗濯機へ水を送る部品です。
接続部が緩んでいたり、パッキンが劣化していたりすると、水漏れします。

よくある現場パターン

  • 洗濯中だけ床が濡れる
  • 洗濯機の蛇口まわりが湿っている
  • 給水ホース接続部から水がにじむ
  • 防水パンに水がたまる
  • 洗濯機を動かした後から濡れる
  • 引っ越し後に水漏れが起きた

洗濯機は振動するため、接続部が少しずつ緩むことがあります。
特に引っ越し後や洗濯機を移動した後は要注意です。


原因10:洗濯機の排水ホースから水漏れしている

洗濯機の排水ホースが外れている、破れている、排水口にきちんと差し込まれていない場合、排水時に大量の水が漏れます。

洗濯機の排水は一気に流れるため、漏れると床に広く広がりやすいです。

よくある症状

  • 排水時だけ水が漏れる
  • 洗濯機下が濡れている
  • 防水パンから水があふれる
  • 排水ホースが抜けかけている
  • 排水口まわりが臭い
  • 脱水後に床が濡れている

洗面台が原因に見えても、実際には洗濯機排水だったというケースはよくあります。


原因11:床下で水漏れしている

床がふかふかする、床材が浮いている、洗面所全体がカビ臭い場合は、床下で水漏れが進んでいる可能性があります。

床下の水漏れは、表面から見ただけではわかりにくいです。
洗面台下や洗濯機まわりに原因が見つからない場合でも、床下で配管から漏れていることがあります。

注意したい症状

  • 床が柔らかい
  • 歩くと沈む
  • クッションフロアが浮いている
  • 床と壁の境目が黒ずんでいる
  • 床下収納や点検口が湿っている
  • 洗面所全体がカビ臭い
  • 階下の天井にシミが出ている

床下に水が回っている場合、表面を拭いても根本解決にはなりません。


洗面所の水漏れの主な原因

水漏れの場所別チェックポイント

蛇口から水漏れしている場合

蛇口まわりを見るときは、先端・根元・レバー部分・本体のぐらつきを確認します。

先端からポタポタ落ちているなら、内部部品の劣化が疑われます。
根元に水がたまるなら、根元パッキンや固定部の問題が考えられます。

特に注意したいのは、洗面台下の上部です。
表面では少量に見えても、裏側に水が落ちていることがあります。

洗面台下が濡れている場合

洗面台下が濡れている場合、収納物をすべて出して確認します。

見たいポイントは、

  • 排水トラップの下
  • 給水管の接続部
  • 止水栓まわり
  • 洗面台下の上部
  • 底板の奥
  • 壁際

です。

水を使っていないのに濡れているなら給水側。
排水したときだけ濡れるなら排水側。
この切り分けが非常に重要です。

床が濡れている場合

床が濡れている場合は、すでに被害が広がっている可能性があります。

洗面台前だけでなく、マット下、防水パン、洗濯機裏、床と壁の境目を確認します。

マットを敷いている家庭では、表面からは気づきにくく、めくったときに初めて床が湿っていることがあります。

洗濯機まわりが濡れている場合

洗濯機まわりでは、

  • 給水ホース接続部
  • 排水ホース
  • 防水パン
  • 排水口
  • 洗濯機下
  • 蛇口まわり

を確認します。

洗濯機使用時だけ濡れるなら、洗濯機側の可能性が高くなります。


水漏れの場所別チェックポイント

洗面所の水漏れを放置するとどうなる?

洗面台下の収納が傷む

洗面台下の収納は、水に強そうに見えても、内部は木製部材や合板が使われていることが多いです。

少量の水漏れでも長期間続くと、底板が膨らみ、表面が剥がれ、黒ずみやカビが出てきます。

実際には、収納物を全部出したときに、

「底板が波打っていた」
「洗剤ボトルの下だけ黒くなっていた」
「板がブヨブヨしていた」

という形で気づくことがあります。

この状態になると、単に水漏れを止めるだけでなく、収納内部の補修が必要になることもあります。

カビや異臭が発生する

洗面所は湿気がこもりやすい場所です。
そこに水漏れが加わると、カビや異臭が発生しやすくなります。

よくある臭いは、

  • カビ臭
  • 下水臭
  • 湿った木材の臭い
  • 雑巾のような臭い
  • 洗面台下を開けた瞬間のこもった臭い

です。

臭いが出ている場合、すでに水分や汚れが一定期間残っていた可能性があります。

消臭剤を置いても、原因の水漏れが残っていれば改善しません。

床材が浮く・ふかふかになる

水漏れが床まで広がると、クッションフロアやフローリングの下に水が入り込みます。

最初は表面を拭けば乾いたように見えます。
しかし床材の継ぎ目や壁際から水が入ると、下地に湿気が残ります。

数週間から数ヶ月後に、

  • 床がふかふかする
  • 歩くと沈む
  • クッションフロアが浮く
  • 黒ずみが出る
  • カビ臭がする

という症状が出ることがあります。

この段階では、表面の掃除だけでは済まないことがあります。

壁紙や巾木が傷む

洗面所の水漏れは、床だけでなく壁にも影響します。

床と壁の境目に水が入り込むと、巾木が膨らんだり、壁紙の下部が浮いたりします。

さらに壁内部へ湿気が入ると、内部の木材や石膏ボードにカビが発生することもあります。

注意したい症状は、

  • 壁紙の下が浮いている
  • 巾木が膨らんでいる
  • 壁際が黒ずんでいる
  • 壁の下部が湿っぽい
  • 壁紙にシミがある

です。

階下漏水につながる

マンションやアパートの場合、洗面所の水漏れは階下漏水につながる可能性があります。

特に給水管や洗濯機排水からの水漏れは、床下へ回ると下の階の天井にシミを作ることがあります。

実際には、自分の部屋では「少し床が濡れているだけ」と思っていても、下の階では天井に水が出ていることがあります。

集合住宅では、床まで水が広がった時点で早めに管理会社や専門業者へ相談した方が安全です。

修理費用が大きくなる

水漏れは早期なら、パッキン交換、ホース交換、接続部調整で済むことがあります。

しかし放置すると、

  • 洗面台交換
  • 床材補修
  • 壁紙張り替え
  • 床下乾燥
  • カビ除去
  • 階下対応

まで広がることがあります。

水漏れそのものより、周辺被害の修理費用が大きくなるケースがあるため、早めの対応が重要です。


洗面所の水漏れを放置するとどうなる?

洗面所の水漏れを見つけたときの応急処置

まず止水栓を閉める

水を使っていないのに漏れている場合、まず洗面台下の止水栓を閉めます。

止水栓は、給水管や給湯管の途中にある小さなバルブです。
水側とお湯側で2つあることもあります。

洗濯機まわりの水漏れなら、洗濯機用蛇口を閉めます。

止水栓が見つからない、固くて回らない、閉めても止まらない場合は、家全体の元栓を閉めます。

ここで無理に古い止水栓を回すと、破損することがあります。
固着している場合は、無理に力をかけない方が安全です。

濡れている物をすべて出す

洗面台下に収納している物は、一度すべて外に出します。

洗剤、タオル、掃除用品、ストック品の裏側に水が隠れていることがあります。

特に紙箱や布製品は水を吸いやすく、カビ臭の原因になります。
濡れたまま戻すと、収納内の湿気が抜けません。

水を拭き取り、乾燥させる

床や収納内の水を拭き取ります。

特に乾きにくいのは、

  • 洗面台下の奥
  • 床と壁の境目
  • マット下
  • 防水パンの角
  • 配管の裏側

です。

可能であれば扉を開けたままにし、換気扇やサーキュレーターで空気を動かします。

表面だけ乾いたように見えても、収納板や床材の内部に湿気が残ることがあります。

漏れるタイミングを確認する

応急処置後、原因を切り分けるために漏れるタイミングを確認します。

  • 水を出していない時も漏れるか
  • 蛇口使用時だけか
  • 排水時だけか
  • 洗濯機使用時だけか
  • お湯使用時だけか
  • 大量に流した時だけか

この情報は、業者に相談するときにも非常に役立ちます。

写真や動画を撮っておく

水漏れ箇所、配管まわり、床の濡れ、シミ、カビ、収納板の膨らみなどは写真に残しておきます。

特に集合住宅では、管理会社や保険対応で状況説明が必要になることがあります。

写真は、

  • 引きの全体写真
  • 漏れている箇所のアップ
  • 床の濡れ
  • 配管まわり
  • 水が落ちている様子

を撮っておくと説明しやすいです。

無理に分解しない

排水トラップや配管を自分で外したくなるかもしれませんが、古い配管は注意が必要です。

ナットやパッキンが劣化していると、少し触っただけで悪化することがあります。

また、締めすぎるとパッキンが変形したり、樹脂部品が割れたりすることもあります。

応急処置では、まず水を止める、拭き取る、乾燥させる、状況を記録することを優先します。


洗面所の水漏れを見つけたときの応急処置

自分で対応できる可能性があるケース

蛇口先端の軽いポタポタ

蛇口先端からの軽い水漏れで、原因がパッキンやカートリッジだと明確な場合は、部品交換で改善することがあります。

ただし、蛇口の型番に合った部品が必要です。
古い蛇口や型番不明の蛇口では、部品探しが難しいことがあります。

排水トラップの軽い緩み

排水トラップのナットが少し緩んでいるだけなら、軽く締め直して改善する場合があります。

ただし、強く締めすぎるのは危険です。
パッキンが劣化している場合は、締めても止まらないことがあります。

排水口の軽いつまり

髪の毛や汚れが排水口付近にたまっているだけなら、掃除で改善することがあります。

ただし、奥の排水管でつまりが起きている場合、市販の掃除だけでは改善しないことがあります。

洗濯機ホースの接続確認

洗濯機の給水ホースや排水ホースが明らかに緩んでいる場合は、接続を確認します。

排水ホースが排水口から抜けかけているだけなら、正しく戻すことで改善する場合があります。

ただし、ホースにひび割れや変形がある場合は交換が必要です。

洗面台まわりの水はね

水漏れではなく、水はねが原因の場合は、使用後の拭き取りやマットの管理で改善することがあります。

ただし、毎回同じ場所が濡れる場合は、水はねではなく蛇口根元やコーキング劣化の可能性があります。


業者に相談した方がよいケース

水を使っていないのに濡れている

これは特に危険です。
給水管、給湯管、止水栓から漏れている場合、使用していない時間も漏れ続けます。

床まで水が広がる前に相談した方が安全です。

床まで水が広がっている

床まで濡れている場合、すでに被害が洗面台下だけでなく床材に及んでいる可能性があります。

表面を拭いて終わりにすると、床下に湿気が残ることがあります。

床がふかふかしている

床が柔らかい、沈む、浮いている場合は、床材や下地に水が回っている可能性があります。

この状態は水漏れ箇所の修理だけでは済まないことがあります。

洗面台下がカビ臭い

カビ臭がする場合、湿気が一定期間残っていた可能性があります。

カビ臭があるのに水漏れ箇所が見つからない場合、裏側や床下、壁際まで確認が必要です。

壁紙や巾木が浮いている

壁際まで水が回っている可能性があります。

特に壁紙の下部、巾木、床と壁の境目に異常がある場合は、内部被害を疑います。

排水口から強い下水臭がする

排水トラップの不具合、封水切れ、排水管の接続不良、つまりなどが疑われます。

水漏れと臭いが同時にある場合、排水側のトラブルが進んでいる可能性があります。

洗濯機から大量に漏れた

洗濯機排水は一度に大量の水が流れます。

防水パンを超えて床に広がった場合は、床下や階下への影響も確認が必要です。

集合住宅で階下漏水が不安

マンションやアパートでは、自分の部屋だけで判断しない方が安全です。

床まで水が広がった場合、管理会社にも早めに連絡しましょう。


洗面所の水漏れを防ぐための予防策

洗面台下を月1回確認する

洗面台下は収納として使うため、水漏れに気づきにくい場所です。

月1回でもよいので、収納物を少し動かして確認します。

見るべきポイントは、

  • 配管まわりの水滴
  • 底板の変色
  • カビ臭
  • 止水栓まわりの湿気
  • 排水トラップ下の水跡
  • 収納物の底の濡れ

です。

特に奥側は見落としやすいため、スマホのライトで照らすと確認しやすいです。

排水口の髪の毛をこまめに取る

洗面所の排水つまりは、髪の毛が大きな原因になります。

髪の毛に石けんカスや皮脂汚れが絡むと、排水管内で固まりやすくなります。

水の流れが悪くなる前に、排水口のゴミ受けを掃除しましょう。

ゴボゴボ音を放置しない

排水時にゴボゴボ音がする場合、排水管内の流れが悪くなっている可能性があります。

音がしても流れているから大丈夫と思われがちですが、つまりの初期サインのことがあります。

水漏れが起きる前に確認した方が安全です。

洗濯機ホースを定期的に確認する

洗濯機の給水ホース・排水ホースは、振動や経年劣化で緩んだり傷んだりします。

特に確認したいタイミングは、

  • 引っ越し後
  • 洗濯機を動かした後
  • ホースを長年交換していない場合
  • 防水パンに水が残っていた場合

です。

ホースが硬くなっている、ひび割れている、接続部が湿っている場合は注意が必要です。

水はねを放置しない

洗面台まわりの水はねも、毎日続けば劣化の原因になります。

特に、

  • 蛇口根元
  • 洗面ボウルの縁
  • 壁際
  • コーキング部分

は水が残りやすい場所です。

使用後に軽く拭くだけでも、コーキング劣化やカビ予防につながります。

マット下を確認する

洗面所マットは水分を吸収するため、床の濡れに気づきにくくなります。

表面は乾いていても、裏側や床との接触面が湿っていることがあります。

定期的にめくって、床の変色や湿りを確認しましょう。

小さな違和感を放置しない

洗面所の水漏れは、小さなサインから始まることが多いです。

  • なんとなくカビ臭い
  • 床が少し冷たい
  • 底板が波打っている
  • 排水が遅い
  • ゴボゴボ音がする
  • 同じ場所だけ濡れる
  • 水垢が急に増えた

こうした違和感を早めに確認することで、大きな被害を防ぎやすくなります。


洗面所の水漏れを防ぐための予防策

まとめ:洗面所の水漏れは「小さな違和感」の段階で対応することが重要

洗面所の水漏れは、蛇口、蛇口の根元、洗面ボウルまわり、排水トラップ、排水管、給水管、給湯管、止水栓、洗濯機ホース、床下など、さまざまな場所で起こります。

最初は小さな湿りや水滴だけでも、放置すると洗面台下の収納、床材、壁紙、床下、階下漏水にまで被害が広がることがあります。

特に注意したいのは、

  • 水を使っていないのに濡れている
  • 排水時だけ漏れる
  • 洗面台下がカビ臭い
  • 床がふかふかする
  • 洗濯機使用時だけ濡れる
  • 壁際やマット下が湿っている

といった症状です。

洗面所の水漏れは、早く気づけば軽い修理で済むこともあります。
しかし、見えない場所で進行すると、床や壁、収納、階下への被害につながることがあります。

「少しだから大丈夫」と放置せず、まずは水を止め、濡れている範囲を確認し、漏れるタイミングを見極めることが大切です。

原因がわからない場合や、床・壁・床下に被害が広がっている可能性がある場合は、早めに専門業者へ相談しましょう。

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