トイレの水位が低い!|突然減った原因と確認すること・対処法

トイレの水位が低い!

トイレの便器内の水が以前より明らかに少なくなった場合は、まず「いつから低くなったのか」と「洗浄したあとに水位が戻るのか」を確認してください。

長期間使っていなかったトイレなら、便器内の水が蒸発して減ることがあります。一方、毎日使っているトイレで突然水位が低くなった、洗浄後はいったん戻るのに時間が経つとまた減る場合は、蒸発以外の原因も考えます。

便器にたまっている水は「封水」と呼ばれ、排水管側から臭気などが室内へ上がるのを防ぐ役割があります。水位低下と一緒に下水のような臭いやゴボゴボ音が出ている場合は、その症状も原因を切り分ける手掛かりになります。

トイレの水位が低い 大丈夫?
今の状態確認すること
今日突然、水位が低くなった洗浄後に水位が戻るか
洗浄後は戻るが、時間が経つと減るどのくらいで減るか
久しぶりに使ったら水が少ない長期不使用による蒸発の可能性
下水のような臭いもする封水が少ない状態が続いていないか
ゴボゴボ音もする排水時やほかの水回りとの連動
ほかの水回りを使うと水位が動く排水・通気側の影響
目次

まず「いつから水位が低くなったか」を確認する

今日突然、水位が低くなった

毎日使っていて昨日までは気にならなかったのに、今日になって水位が明らかに低くなったなら、詰まりや流れの悪さがなければ一度水を流し(洗浄)、そのあと便器内の水がいつもの高さまで戻るかを確認してください。

洗浄後に普段と同じ程度まで水がたまるなら、その時点の水位を覚えておきます。その後、トイレを使っていない状態で再び水位が下がるか確認すると、変化を追いやすくなります。

反対に、洗浄しても以前の水位まで戻らない場合は、「時間が経つと減る」のとは状態が異なります。

**洗浄直後から少ないのか、いったん戻ってから減るのか。**ここを分けて確認してください。

洗浄後は戻るのに時間が経つと減る

洗浄直後はいつもの水位まで戻るのに、使っていない間に少しずつ減る場合は、便器の周囲や床が濡れていないかも確認してください。 水漏れが見られる場合は使用を止めて点検を依頼します。

周囲に水漏れがなくても水位低下を繰り返す場合は、便器内の水が何らかの原因で失われている可能性があるため、点検対象になります。

例えば、朝に洗浄した直後は普段どおりだったのに、数時間後に見ると明らかに水が減っている。この場合、「もともと水位の低い便器だった」とは考えにくくなります。

確認中にトイレを使うと再び洗浄されて水位が変わるため、使用していない時間帯で変化を見てください。

毎日使っているトイレで、使用していない間にも繰り返し水位が下がる場合は、点検を依頼する判断になります。

洗浄後も水位が十分に戻らず、以前より流れが悪い、紙や汚物が残るなどの症状もある場合は、排水路の詰まりが関係していることがあります。
詰まりが疑われる場合は、[トイレが詰まった!|もう一度流す前に確認することと正しい対処法]を確認してください。

久しぶりに使ったら水が減っていた

旅行や長期不在のあと、あるいは普段ほとんど使わないトイレで水位が低くなっていた場合は、便器内の水が蒸発して減った可能性があります。

水位が低い場合は、バケツなどで便器内へ水をゆっくり補給してください。 一度に大量の水を入れたり、洗浄レバーやボタンで何度も流して水位を戻そうとする必要はありません。

水位が戻り、その後も普段どおり保たれるなら、長期間使わなかったことによる一時的な水位低下と考えやすくなります。

一方、補給した水が短期間で再び減る場合は、長期不使用だけでは説明できません。

水位が低く下水臭もするなら封水の状態を確認する

便器にたまっている水には、排水管側から上がってくる臭気を遮る封水としての役割があります。

そのため、以前より水位が低くなり、同じ時期から下水のような臭いもするようになった場合は、単に「水が少なく見える」状態とは分けて考えます。

TOTOも、便器の水たまりには下水管とトイレ内を遮断して臭気を防ぐ役割があると説明しています。

長期間使っていなかった場合は、水を補給したあとに水位と臭いが戻るか確認できます。

一方、毎日使っているのに水位低下を繰り返し、下水のような臭いも続く場合は、封水が保たれない原因の点検を依頼してください。

ゴボゴボ音やほかの水回りと連動するなら排水側も確認する

ゴボゴボ音と一緒に水位が変わる

トイレを流したあとにゴボゴボ音がして、その前後で水位も変わる場合は、便器だけでなく排水・通気側の影響も考えます。

排水管内では、水が流れると空気の圧力も変化します。その圧力変動によって、トラップの封水が減ることがあります。

ゴボゴボ音の原因をここで特定する必要はありません。水位低下と同時に起きているなら、排水側を点検する判断材料になります。

参考記事排水管からゴボゴボ音がする原因とは?詰まり・通気不良・封水異常・逆流リスクと対策を詳しく解説

風呂や洗面所を使うとトイレの水位が動く

トイレを使っていないのに、風呂や洗面所などで水を流したあとに便器の水面が下がる場合は、どの場所で排水したときに変化するのかを確認してください。

ほかの器具から大量の水が流れたときに生じる排水管内の圧力変動が、トイレの封水に影響することがあります。

一度だけではなく、同じ水回りを使ったときに繰り返し便器の水位が変わるなら、排水・通気系統を含めて点検を依頼してください。

以前から水位が低いなら現在の便器本来の水位も確認する

「最近になって減った」のではなく、以前から同じ高さで、水位が時間とともに下がることもなく、下水臭やゴボゴボ音もない場合は、使用している便器本来の水位を確認してください。

Panasonicの一部機種には、清掃などのために便器内の水位を一時的に下げる機能があります。たとえばL150シリーズでは、「便器水位」操作によって水位を約3cm下げる機能があります。

このような機能を使った直後に水位が低くなった場合は、故障とは限りません。何も操作していないのに普段より低くなった場合や、いったん戻った水位が再び減る場合とは分けて考えてください。

Panasonic公式「便器水位」

便器を交換したあとに以前より水面が小さく見える場合も、以前使っていた便器ではなく、現在使用している機種の仕様を基準に判断します。

この状態なら、見た目だけを理由に異常とは判断できません。

水位低下が繰り返されるなら点検を依頼する

毎日使っているトイレで水位低下が繰り返される場合や、水位低下と別の症状が連動している場合は、経過観察だけで終わらせない方がよい状態があります。

今の状態次にすること
長期不使用後に水位が低く、補給後は維持されるその後の変化を見る
洗浄後は戻るが、使用していない間に繰り返し減る点検を依頼
毎日使っているのに水位が低く、下水臭も続く点検を依頼
ゴボゴボ音と水位低下が繰り返し同時に起きる排水側を含めて点検を依頼
風呂や洗面所などの排水と水位変化が繰り返し連動する排水・通気系統を含めて点検を依頼
以前から同じ水位で、臭いや異音もない使用機種の仕様を確認

点検を依頼するときに伝えること

「トイレの水位が低い」だけでなく、水位がどのように変化するのかまで伝えてください。

伝えること伝え方の例
いつから今日突然低くなった/数日前から
洗浄直後洗浄するといったん普段の高さまで戻る
時間経過使用していなくても数時間後には下がる
臭い水位が低くなると下水のような臭いがする
水位が変わる前後にゴボゴボ音がする
ほかの排水との関係風呂の排水後に便器の水面が下がる

特に、「洗浄直後は戻るが数時間後に減る」「風呂を流したあとに下がる」など、変化するタイミングまで伝えると、水位が低いという結果だけでは分からない情報を共有できます。

まとめ

トイレの水位が低くなったときは、洗浄直後から低いのか、いったん戻ってから減るのか、臭いやゴボゴボ音を伴うのかで切り分けてください。

長期不使用による蒸発なら水を補給したあとに維持されることがあります。一方、毎日使っているのに水位低下を繰り返す、下水臭やゴボゴボ音を伴う、ほかの水回りの排水と連動して水位が変わる場合は、排水・通気側も含めた点検を依頼してください。

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