エアコンから異音がする原因とは?13種類の音別に原因・危険度・対処法を詳しく解説

エアコンから異音がする原因とは?

夜、部屋が静かになった頃に、

「カタカタ…」

「ブーン…」

「ポコポコ…」

とエアコンから普段は気にならない音が聞こえてくると、

「壊れたのでは?」

「修理が必要なのかな?」

と不安になる方も多いのではないでしょうか。

実際、エアコンの異音は季節の変わり目や冷房・暖房を使い始める時期によく相談される症状の一つです。

一方で、異音がしたからといって、すべてが故障とは限りません。

エアコンには内部の温度変化や冷媒の流れなどによって発生する正常な作動音もあります。

反対に、ファンやモーターの劣化、排水トラブル、電気部品の異常などが原因で異音が発生しているケースもあります。

大切なのは、「音がしている」という事実だけではなく、

  • どんな音なのか
  • いつ聞こえるのか
  • 冷暖房は正常に効いているか
  • 水漏れや異臭はないか

といった状況をあわせて確認することです。

この記事では、エアコンから聞こえる代表的な異音について、音の種類ごとに考えられる原因や危険度、自分で確認できるポイントをわかりやすく解説します。

「様子を見ても大丈夫な音」と「早めに点検を検討した方がよい音」の違いも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。


目次

エアコンから異音がするときに確認したいこと

異音がすると、「すぐに故障だ」と思ってしまいがちですが、最初にいくつか確認しておきたいポイントがあります。

音の特徴や発生するタイミングによって、原因をある程度絞り込めることがあるためです。

慌てて修理を依頼する前に、次の点を確認してみましょう。


どんな音が聞こえますか?

まず確認したいのは、どのような音が聞こえるかです。

例えば、

  • カタカタ
  • ブーン
  • ポコポコ
  • パキパキ
  • シュー

では、考えられる原因が大きく異なります。

「同じ異音だから原因も同じ」とは限りません。

聞こえた音をできるだけ具体的に覚えておくと、原因を判断しやすくなります。


いつ音が聞こえますか?

音が聞こえるタイミングも重要です。

例えば、

運転開始直後だけ

熱膨張や冷媒の流れによる正常な作動音であることがあります。

運転中ずっと聞こえる

ファンやモーター、室外機などに原因がある可能性があります。

運転を止めたあと

部品が冷えたり温まったりすることで、「パキパキ」と音がすることがあります。

雨の日や風が強い日だけ

ドレンホースから空気が逆流して「ポコポコ」と鳴ることもあります。

このように、タイミングだけでも原因を絞り込めるケースは少なくありません。


室内機と室外機のどちらから音がしていますか?

エアコンの異音は、室内機だけが原因とは限りません。

実際には、室外機から発生した音が壁を伝わり、「部屋の中から聞こえる」と感じることもあります。

例えば、

  • ブーン
  • ガタガタ
  • ガラガラ

などは、室外機が原因になっているケースも珍しくありません。

安全を確認したうえで、室外機の近くでも同じ音がしていないか確認してみると、原因の特定につながることがあります。


異音以外の症状はありませんか?

異音だけなのか、それともほかの症状も出ているのかも大切な判断材料です。

例えば、

  • 冷房や暖房が効きにくい
  • 室内機から水が漏れている
  • 焦げ臭いにおいがする
  • エラー表示が出ている
  • 振動が以前より大きくなった

このような症状がある場合は、単なる作動音ではなく、故障が進行している可能性も考えられます。

音だけで判断せず、エアコン全体の様子を確認することが大切です。


エアコンから異音がするときに確認したいこと

エアコンから異音がする主な原因とは?

エアコンから異音がする原因は、一つではありません。

室内機・室外機・配管・排水設備・電気部品など、さまざまな場所から音が発生する可能性があります。

また、正常な作動音と故障による異音は、聞こえ方が似ていることも少なくありません。

ここでは、エアコンから異音がする代表的な原因を紹介します。


温度変化による熱膨張・収縮

冷房や暖房を運転すると、エアコン内部の樹脂や金属部品は急激な温度変化を受けます。

その影響で部品がわずかに膨張・収縮し、

  • パキパキ
  • ピシッ
  • ミシッ

といった音が発生することがあります。

特に、

  • 冷房をつけた直後
  • 暖房を止めたあと
  • 朝一番の運転時

などは発生しやすいタイミングです。

「昨日までは鳴らなかったのに今日は音がする」と驚くこともありますが、外気温や室温の違いによって音の大きさが変わることも珍しくありません。

冷暖房が正常に効いていて、水漏れや異臭などほかの異常がなければ、正常な作動音であることが多いでしょう。


ファンやモーターの劣化・故障

運転中に、

「カラカラ」

「ガラガラ」

「ブーン」

といった音が続く場合は、送風ファンやモーターが関係している可能性があります。

長年使い続けているエアコンでは、

  • ホコリの蓄積
  • 小さな虫や異物の混入
  • モーターの摩耗
  • ベアリングの劣化

などによって異音が発生することがあります。

例えば、

「風量を強くすると音も大きくなる」

「夏に使い始めると毎年カラカラ鳴る」

といったケースでは、ファン周辺の汚れが原因になっていることも少なくありません。

一方で、以前より音が明らかに大きくなったり、振動を伴ったりする場合は、内部部品の劣化が進んでいる可能性があります。

ドレンホースや排水の異常

冷房や除湿運転では、室内機の内部で結露水が発生します。

この水は「ドレンホース」と呼ばれる排水ホースを通って屋外へ流れています。

そのため、排水がスムーズに行われなかったり、外の空気が逆流したりすると異音が発生することがあります。

よく聞かれるのが、

  • ポコポコ
  • ポタポタ
  • 水が流れるような音

です。

例えば、

「雨の日だけポコポコ鳴る」

「台風が近づくと音がする」

という相談は少なくありません。

これは、強風によってドレンホースから空気が押し戻され、室内機まで空気が逆流していることが原因の場合があります。

一方で、

「ポタポタという音がずっと続く」

「エアコンの下に水滴が落ちている」

という場合は注意が必要です。

ドレンホースの詰まりや排水不良によって、水漏れが始まっている可能性もあります。

音だけで判断するのではなく、室内機の下や壁紙、床に水滴がないかも確認してみましょう。


冷媒の流れや圧力変化

エアコンの内部では、「冷媒」と呼ばれるガスが配管の中を循環しています。

そのため、

「シュー」

「サー」

「水が流れているような音」

が聞こえることがあります。

初めて聞くと、

「ガスが漏れているのでは?」

と心配になる方もいますが、多くの場合は正常な作動音です。

特に、

  • 運転を始めた直後
  • 運転を止めたあと
  • 暖房の霜取り運転中

には、冷媒の圧力が変化するため音が聞こえやすくなります。

ただし、

  • 以前より音が大きくなった
  • 冷暖房が効きにくくなった
  • 運転時間が長くなった

という症状もある場合は、冷媒漏れなど別の原因が隠れている可能性もあります。

異音だけでなく、エアコンの効き具合もあわせて確認しましょう。


室外機の振動や部品の緩み

「部屋の中から音がする」と思っていても、実際には室外機が原因になっているケースは少なくありません。

室外機はコンプレッサーやファンが動いているため、ある程度の運転音は正常です。

しかし、

  • ブーン
  • ガタガタ
  • ガラガラ

という音が以前より大きくなった場合は注意が必要です。

例えば、

室外機の脚が少し浮いていたり、

防振ゴムが劣化していたり、

植木鉢や物干し台が接触していたりするだけでも、振動が大きくなることがあります。

また、落ち葉や小枝が入り込み、ファンに当たって異音が発生するケースもあります。

昼間は車の音や生活音に紛れて気付かなくても、夜になると急に音が大きく感じられることは珍しくありません。

安全を確認したうえで、室外機の周囲に物が触れていないか確認してみるとよいでしょう。


空気清浄機能や電気部品の作動音

最近のエアコンには、空気清浄機能やイオン発生機能を搭載した機種も増えています。

こうした機種では、

「ジージー」

という小さな音が聞こえることがあります。

これは空気を浄化するための放電音であり、正常な動作であることがほとんどです。

メーカーの取扱説明書でも、正常な作動音として案内されている場合があります。

一方で、

「ジジジ」

「ジリジリ」

という音が急に聞こえるようになったり、以前より音が大きくなったりした場合は注意が必要です。

さらに、

  • 焦げ臭いにおいがする
  • エラー表示が出る
  • 運転が止まる

といった症状もある場合は、電気部品や基板などに異常が発生している可能性があります。

安全のためにも、使用を中止して点検を検討しましょう。


エアコンから異音がする主な原因とは

エアコンの音の種類別に考えられる原因

エアコンの異音は、「どんな音が聞こえるのか」によって原因をある程度絞り込むことができます。

例えば「ブーン」という音と「ポコポコ」という音では、原因となる部品や対処法は大きく異なります。

ここからは、実際によく聞かれる音ごとに、考えられる原因や確認したいポイントを詳しく紹介します。


カタカタ・ガタガタ音がする原因

「カタカタ」「ガタガタ」という音は、振動によって発生していることが多い異音です。

特に、

「冷房をつけた直後だけカタカタ鳴る」

「風量を強くすると音も大きくなる」

という相談はよくあります。

原因として考えられるのは、

  • フィルターが正しく取り付けられていない
  • 前面パネルが浮いている
  • ルーバー(風向板)が正常に動いていない
  • 室内機や室外機の固定が緩んでいる
  • ファンにホコリや異物が付着している

などです。

比較的軽い振動音であれば、フィルターや前面パネルを付け直すだけで改善することもあります。

一方で、以前より振動が大きくなったり、室内機全体が揺れているように感じたりする場合は、内部部品の緩みや劣化が進んでいる可能性があります。

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カラカラ・ガラガラ音がする原因

「カラカラ」と「ガラガラ」は似ていますが、音の大きさや原因が異なることがあります。

「カラカラ」という軽い音では、

  • 小さな虫
  • 枯れ葉
  • ホコリの固まり

などが送風ファンに入り込んでいることがあります。

一方、「ガラガラ」という大きな音は、

  • ファンの破損
  • モーターの劣化
  • ベアリングの摩耗

など、機械的な故障が原因となるケースも少なくありません。

「使うたびに音が大きくなっている」

「振動まで伝わる」

という場合は、そのまま使い続けるのではなく、一度点検を検討すると安心です。

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ブーン音がする原因

夜、部屋が静かになると、

「昼間は気にならなかったのに、ブーンという音だけが耳につく」

という経験をしたことはないでしょうか。

実は、周囲が静かになることで、もともとあった運転音が目立つようになるケースは少なくありません。

原因としては、

  • モーターの作動音
  • コンプレッサーの運転音
  • 室外機の振動
  • ファンの回転音

などが考えられます。

ある程度のブーン音は正常ですが、

以前より音が大きくなった

床や壁まで振動する

という場合は、部品の劣化や設置状態に問題がある可能性もあります。

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キーン音がする原因

「キーン」という高い音は、インバーター制御やモーターの高周波音が原因となることがあります。

最近の省エネエアコンでは、運転効率を高めるためにインバーター制御が採用されており、その影響で小さな高周波音が聞こえることがあります。

音が小さく、冷暖房も正常に動いている場合は、過度に心配する必要はありません。

ただし、

  • 金属音のように変化した
  • 焦げ臭いにおいを伴う

といった場合は、一度使用を中止し、点検を検討しましょう。

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シュー音がする原因

「シュー」という音は、冷媒や空気の流れによって発生することが多い正常な作動音です。

運転開始直後や暖房の霜取り運転中によく聞こえます。

ただし、

  • シューという音が以前より長く続く
  • 冷暖房の効きが悪い

という場合は、冷媒漏れなどが原因となっている可能性もあります。

異音だけではなく、エアコン全体の状態も確認することが大切です。

ポコポコ音がする原因

冷房や除湿運転中に、

「ポコポコ」

「ゴボゴボ」

という音が聞こえる場合は、ドレンホースから空気が逆流している可能性があります。

特に、

  • 雨の日だけ鳴る
  • 風が強い日に聞こえる
  • 高層マンションでよく鳴る

というケースは珍しくありません。

これは室外の風圧によってドレンホースから空気が押し戻され、室内機まで逆流することで発生します。

エアコン本体の故障ではないことが多いため、冷暖房が正常に効いている場合は、慌てて修理を依頼する必要はありません。

ただし、

  • ポコポコ音と一緒に水漏れしている
  • 以前は鳴らなかったのに急に鳴り始めた

という場合は、ドレンホースの詰まりなど別の原因も考えられます。


ポタポタ音がする原因

「ポタ…ポタ…」

と水滴が落ちるような音が続く場合は、水漏れの前兆であることがあります。

原因としては、

  • ドレンホースの詰まり
  • ドレンパンに水が溜まっている
  • 配管の断熱不足による結露
  • 排水不良

などが考えられます。

特に、

「音だけでなく実際に水滴が落ちている」

「エアコンの下にタオルを置いている」

という状態であれば、放置はおすすめできません。

壁紙や床材が傷むだけでなく、カビの発生につながることもあります。


水が流れる音がする原因

「シャー」という音ではなく、

「壁の中を水が流れているような音」

と感じる方も多くいます。

この音は、冷媒や結露水が流れることで発生する正常な作動音であることがほとんどです。

特に、

  • 冷房運転中
  • 運転開始直後
  • 運転停止後

によく聞こえます。

一方で、

以前より音が明らかに大きくなった

冷暖房の効きも悪くなった

という場合は、別の異常が隠れている可能性もあります。


パキパキ音がする原因

暖房をつけたときや、運転を止めたあとに、

「パキッ」

「パキパキ」

という音が聞こえることがあります。

初めて聞くと、

「プラスチックが割れた?」

と驚く方もいますが、多くは熱膨張や収縮によって発生する正常な音です。

冬場は室温とエアコン内部の温度差が大きくなるため、音が聞こえやすくなります。

冷暖房が正常に使えている場合は、過度に心配する必要はありません。

ただし、

音が日に日に大きくなる

運転中ずっと続く

という場合は、一度点検を検討しましょう。


コンコン音がする原因

「コンコン」と何かを軽く叩くような音は、

  • 配管の振動
  • 部品同士の接触
  • 室外機の振動

などが原因となることがあります。

例えば、

風が強い日にだけ鳴る

運転開始直後だけ聞こえる

という場合は、配管や固定金具がわずかに動いていることもあります。

一方で、

室内機の中から一定間隔でコンコン鳴る

という場合は、内部部品の点検が必要になるケースもあります。


ジージー音がする原因

空気清浄機能やイオン発生機能を搭載したエアコンでは、

「ジージー」

という音が聞こえることがあります。

この音は放電によって空気を浄化する際の作動音で、多くのメーカーが正常な動作として案内しています。

購入したばかりのエアコンでも聞こえることがありますが、異常ではない場合がほとんどです。

ただし、

これまで聞こえなかった音が急に大きくなった

という場合は、念のため点検を検討してもよいでしょう。


ジジジ音がする原因

「ジジジ」という細かい音は、

  • 基板
  • リレー
  • 電気部品

などから発生していることがあります。

正常な作動音の場合もありますが、

運転が途中で止まる

エラー表示が出る

以前より音が大きくなった

という症状がある場合は注意が必要です。

電気系統に異常が発生している可能性もあるため、早めの点検がおすすめです。


ジリジリ音がする原因

「ジリジリ」という音は、放電しているような印象を受ける異音です。

特に、

  • 焦げ臭いにおいがする
  • コンセントやプラグが熱い
  • ブレーカーが落ちる

といった症状もある場合は、そのまま使用を続けないようにしましょう。

電気系統のトラブルが原因になっている可能性があり、安全面からも早めの点検が必要です。


エアコンの音の種類別に考えられる原因

音だけでは判断できない場合もあります

エアコンの異音は、同じような音でも原因が異なることがあります。

例えば、「ブーン」という音でも、

  • 室内機のモーター
  • 室外機のコンプレッサー
  • 設置場所の振動

など、原因はさまざまです。

そのため、音だけで故障と決めつけるのではなく、

  • いつ音がするのか
  • 冷暖房は正常に効いているか
  • 水漏れや異臭はないか

といった症状もあわせて確認することが大切です。

原因が判断できない場合や、異音が以前より大きくなっている場合は、無理に使い続けず点検を検討しましょう。

放置しても問題ないことが多い異音

エアコンから音がすると、「すぐに修理が必要なのでは?」と不安になりますが、すべての異音が故障というわけではありません。

エアコンは運転の仕組み上、正常に動いていても音が発生することがあります。

もちろん、以前より明らかに音が大きくなった場合や、冷暖房の効きが悪い、水漏れや異臭を伴う場合は注意が必要です。

一方で、次のような音は正常な作動音であることも少なくありません。


パキパキ音

暖房運転中や運転停止後に聞こえる「パキパキ」という音は、温度変化によって内部の樹脂や金属部品が膨張・収縮することで発生します。

寒い冬ほど温度差が大きくなるため、音も聞こえやすくなります。

冷暖房が正常に使えている場合は、過度に心配する必要はないでしょう。


シュー音

運転開始直後や暖房の霜取り運転中には、「シュー」という音が聞こえることがあります。

これは冷媒が流れたり圧力が変化したりする際の正常な音で、多くのエアコンで発生します。

短時間で音が止まり、冷暖房も正常であれば問題ないケースがほとんどです。


水が流れる音

「壁の中を水が流れているような音」が聞こえることがありますが、これは冷媒や結露水が流れる音であることが多くあります。

特に冷房運転中には珍しいことではありません。

以前と変わらない音で、水漏れもない場合は様子を見てもよいでしょう。


ジージー音

空気清浄機能やイオン発生機能付きのエアコンでは、「ジージー」という音がすることがあります。

これは放電による作動音で、メーカーも正常な動作として案内している場合があります。

購入したばかりのエアコンでも聞こえることがあるため、故障とは限りません。


注意したい危険な異音

正常な作動音がある一方で、放置すると故障が進んだり、安全面で注意が必要になったりする異音もあります。

「音はするけれど冷えるから大丈夫」と自己判断せず、ほかの症状もあわせて確認することが大切です。


異音が以前より大きくなった

購入当初から聞こえていた音でも、

「最近急に音が大きくなった」

「振動まで伝わるようになった」

という場合は、部品の摩耗や緩みが進行している可能性があります。

少しずつ悪化しているケースでは、毎日聞いている本人は変化に気付きにくいこともあります。

以前との違いを意識してみましょう。


金属音や激しい振動がある

「ガラガラ」

「ガタガタ」

という大きな音が続く場合は、

  • ファンの破損
  • モーターの劣化
  • ベアリングの摩耗

などが考えられます。

そのまま運転を続けると故障が悪化し、修理費用が高くなることもあります。


焦げ臭いにおいを伴う

異音だけでなく、

  • 焦げ臭い
  • プラスチックが焼けるようなにおい

がする場合は、電気部品や配線に異常が発生している可能性があります。

安全のためにも使用を中止し、コンセントを抜ける状況であれば電源を切って点検を依頼しましょう。


水漏れも起きている

「ポタポタ」という音とともに、

  • エアコンの下が濡れている
  • 壁紙にシミができている
  • 床に水滴が落ちている

という場合は、ドレンホースの詰まりや排水不良が疑われます。

水漏れを放置すると、壁紙のはがれや床材の傷み、カビの発生につながることもあります。


冷暖房の効きも悪くなっている

異音に加えて、

  • 部屋が冷えない
  • 暖まらない
  • 風が弱い

という症状もある場合は、冷媒漏れや内部部品の故障が隠れている可能性があります。

音だけではなく、エアコン全体の状態で判断することが重要です。


自分でできる異音の対処法

異音の原因によっては、自分で改善できるケースもあります。

ただし、内部を分解するような作業は危険なため、無理のない範囲で確認しましょう。


フィルターを掃除する

フィルターにホコリがたまると、風の流れが悪くなり、ファンに負担がかかることがあります。

その結果、

  • ブーン
  • カラカラ

といった音につながることもあります。

フィルターは定期的に掃除することで、異音の予防にもつながります。


前面パネルやルーバーを確認する

掃除のあとに、

前面パネルがきちんと閉まっていなかったり、

ルーバーがずれていたりすると、

「カタカタ」

という音が発生することがあります。

掃除後に音が気になり始めた場合は、一度取り付け状態を確認してみましょう。


ドレンホースを確認する

「ポコポコ」「ポタポタ」という音がする場合は、屋外にあるドレンホースを確認してみましょう。

落ち葉や泥などで詰まっていたり、ホースが折れ曲がっていたりすると、排水不良の原因になります。

ただし、無理にホースへ棒などを差し込むと破損する恐れもあるため注意してください。


室外機の周囲を確認する

室外機の周囲に、

  • 植木鉢
  • 落ち葉
  • 小枝
  • 自転車
  • 荷物

などが接触していると、振動音が大きくなることがあります。

吹出口もふさがないようにしておきましょう。


一度電源を切って再起動する

一時的な制御エラーで異音が発生している場合は、一度運転を停止し、数分待ってから再度運転すると改善することがあります。

ただし、何度も同じ異音が繰り返される場合は、根本的な原因が解決していない可能性があります。


無理に分解しない

「原因を自分で確認したい」と思っても、エアコンを分解するのはおすすめできません。

内部には電気部品や冷媒配管があり、感電や故障につながる危険があります。

原因がわからない場合は、無理をせず専門業者へ相談しましょう。

業者への相談を検討した方がよい症状

エアコンの異音は、すぐに修理が必要とは限りません。

しかし、次のような症状がある場合は、一度点検を検討すると安心です。

小さな異常でも早めに対応することで、大きな故障や高額な修理を防げることがあります。


異音が以前より明らかに大きくなった

使い始めた頃から少し音がしていたエアコンでも、

「最近になって急に音が大きくなった」

「家族から『音がうるさいね』と言われるようになった」

という場合は注意が必要です。

ファンやモーター、ベアリングなどの部品が少しずつ劣化し、異音が大きくなっている可能性があります。

そのまま使用を続けると故障が進み、修理費用が高くなることもあります。


冷暖房の効きが悪くなっている

異音だけでなく、

  • 部屋がなかなか冷えない
  • 暖房をつけても暖まらない
  • 以前より風が弱い

という症状もある場合は、内部部品や冷媒系統に異常が発生している可能性があります。

音だけで判断せず、エアコン本来の性能も確認してみましょう。


水漏れや異臭を伴っている

次のような症状がある場合は、早めの点検をおすすめします。

  • 室内機から水が落ちてくる
  • 壁紙や床が濡れている
  • カビ臭いにおいがする
  • 焦げ臭いにおいがする

特に焦げ臭さを伴う場合は、安全のためにも使用を中止し、専門業者へ相談してください。


エラー表示や運転停止を繰り返す

異音と同時に、

  • エラーコードが表示される
  • 途中で運転が止まる
  • ブレーカーが落ちる

といった症状がある場合は、自己判断で使い続けることはおすすめできません。

取扱説明書でエラー内容を確認し、必要に応じてメーカーや専門業者へ相談しましょう。


よくある質問

エアコンから異音がしても使い続けても大丈夫ですか?

熱膨張による「パキパキ」や、冷媒が流れる「シュー」、空気清浄機能による「ジージー」などは、正常な作動音であることもあります。

一方で、異音が以前より大きくなった場合や、水漏れ・異臭・冷暖房の効きが悪いなどの症状もある場合は、一度点検を検討しましょう。


夜だけ異音が大きく聞こえるのは故障ですか?

夜は周囲の生活音や交通音が少なくなるため、昼間は気にならなかった運転音が目立ちやすくなります。

そのため、必ずしも故障とは限りません。

ただし、以前より音が大きくなったと感じる場合は、一度エアコン全体の状態を確認すると安心です。


室外機がうるさいのは異常ですか?

室外機はコンプレッサーやファンが動いているため、ある程度の運転音は正常です。

ただし、

  • ガラガラという金属音
  • ガタガタと大きく振動する音

などが続く場合は、部品の劣化や設置状態に問題がある可能性もあります。

周囲に物が接触していないかも確認してみましょう。


エアコンの寿命が近いと異音が出やすくなりますか?

一般的に、使用年数が長くなるとモーターやファン、ベアリングなどの部品が摩耗し、異音が発生しやすくなります。

購入から10年以上経過しているエアコンで異音が続く場合は、修理だけでなく買い替えも含めて検討するタイミングかもしれません。


まとめ

エアコンから聞こえる異音には、正常な作動音と故障のサインが混在しています。

例えば、

  • パキパキ
  • シュー
  • 水が流れる音
  • ジージー

などは、正常な動作によって発生することが多い音です。

一方で、

  • ガラガラ
  • ジリジリ
  • ポタポタ
  • 異臭を伴う異音

などは、部品の劣化や水漏れ、電気系統の異常が隠れていることもあります。

大切なのは、「異音がする」ということだけで判断するのではなく、

  • どのような音なのか
  • いつ聞こえるのか
  • 冷暖房は正常に効いているか
  • 水漏れや異臭はないか

をあわせて確認することです。

異音が以前より大きくなった場合や、冷暖房の効きが悪くなった場合は、無理に使い続けず、一度専門業者へ相談すると安心でしょう。

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